News Letter of 「in-Sight」#14(26.5/22)
「in-Sight インサイト」の運営も七転八倒。それでも「ステップ・バイ・ステップ」だと自らに言い聞かせ、仕事に向かう毎日です。
いつも「in-Sight インサイト」をご愛顧くださり、誠にありがとうございます。
静岡県に拠点を置く出版社、「在野社」の代表を務める浅野と申します。
気がつけば5月も後半に。
毎年のことですが、まだ春の名残を引きずっていることについうかうかとしていると、もう1年の半分が過ぎようとしているのだという絶望にも似た切迫感がやってきますね……。
「in-Sight インサイト」の運営も七転八倒。
それでも「ステップ・バイ・ステップ」だと自らに言い聞かせ、仕事に向かう毎日です。
新着コンテンツ
豊穣としてのテクスト ~日野日出志「蔵六の奇病」と石垣りん「崖」~
カテゴリー:評論・書評
シリーズ:マンガ森、微かな足跡を辿って
描かれない絵と、落ち続ける女たち――二つの作品が成す「人間」という織物。
ピカソのキュビスムのように、芸術は多角的な視点から人間の真理を織り成す。
日野日出志の『蔵六の奇病』と、石垣りんの『崖』。一見無関係な二つの作品が、〈可視と不可視〉の鮮やかな反転を通じて告発する、私たち「人間」の醜悪さとは。
#漫画評論 #社会 #ヒューマニズム #文化
著者プロフィール詳細:
https://in-sight.zaiyasha.jp/author/Y_Koike

(C)日野日出志/ゴマブックス
【「編集長」の目】
現代、コンテンツの消費速度は早く、わかりやすく、エモーショナルに描かれたものが論われ、「作品の余韻」のようなものは置いてけぼりにされがちです。
本稿は、日野日出志「蔵六の奇病」(『日野日出志大全集1』収録)に関して逆説的に「〝描かれなかったモノ/コト〟にこそ意味がある」と光を当てる一方、石垣りんの詩作「崖」(『表札など』収録)を引き、表現方法としては真逆であるものの、真に語ろうとしている対象はおなじものなのではないかと問いかけます。
マンガという一分野にとどまらず、文芸、あるいは芸術そのものを横断するようなスリリングな論、そこから編まれるあらたな息吹をぜひご覧ください。
Pick-UP!!
よければこちらもチェックしてみませんか?過去のコンテンツを再発見!毎週ランダムに1作品ずつ過去のコンテンツを紹介します。
界繋
星埜まひろ
カテゴリー:小説
シリーズ:『日本語小説』の未来
暴力を重ねた父の記憶と、春の歌。
十年前、中学卒業を前に自分と母に暴力を振るい続けていた父が家を去り、ようやく平穏を手に入れたはずだった。しかし、心と身体に刻まれた暴力の記憶は消えない。
ある夜、バーで出会った見知らぬ男との対話をきっかけに、透は父と会うことを決意する。
新鋭・星埜まひろがしなやかな感性ですくい上げる、消えない傷と「過ち」をめぐる物語。
#文芸 #ヒューマニズム #家族

おすすめシリーズ
現在「in-Sight インサイト」で連載中のシリーズを毎週ランダムに紹介していきます。
今回おすすめするのはこちら!
Web画廊「インサイト」
世界でいちばん、「自由」な画廊。
ここは、「in-Sight インサイト」という開かれた空間のかたすみにある、しずかで、「自由」の満ちたギャラリー。24時間オープン、会期のかぎりもありません。どうかこころゆくまで、ごゆっくりおくつろぎください。

▷コメント:
「in-Sight インサイト」は本当に嬉しいことに、書き手の皆さんの熱量が非常に高いんですよね!(こんな薄謝で申し訳ないかぎり……)。
捨てコンテンツが一切ない。全曲A面のアルバムのよう。例えるならタイアップ曲しかない米津玄師さんのそれのような……?
それゆえにというかずっと気が抜けないので、ちょっとした休憩所みたいなものが欲しいな~と思ったのです。いわゆる箸休め的なコンテンツが。
そこで、某noteの「404美術館」に着想を得て、ギャラリー風のコンテンツを見切り発車で始めてみました。
今後は「個展」を開いてくれるアーティストさんを積極的に誘致したいと思います。逆指名も大歓迎。ぜひ「自由」に満ちたこの画廊を愛してください!
▷シリーズ第1回:「ぽい」写真が撮れない/浅野葛
https://in-sight.zaiyasha.jp/contents/jjvc0n-c
"「ぽく」はなれないけど、わたしはわたしなりの表現をやっていこうと思います。きっと、そういうふうにしかできないのだから。"
「投げ銭」をお受けしております。
「in-Sight インサイト」クラウドファンディングは終了しましたが、「投げ銭」というかたちで引き続きご支援をお受けしております。末永く続けていくために。わたしたちの想いに共感くださいましたらご支援いただけますと嬉しいです。
「投げ銭」をくださったかたには、もれなくオリジナルグッズをプレゼント!500円から受付しておりますので、ぜひご検討ください。

「in-Sight インサイト」は作品の形態やジャンルを問わない、無料の創作Webマガジンです。
この場所は「自由を尊ぶ」ことを重んじ、「身近にある生活から『世界』を見て、おもしろがる」「書き手から読み手へ、熱を広げていく。読めばなにかつくりたくなる」ことをコンセプトとしながら、同時に 「出版のこれから」を追求する重要な拠点としてもとらえています。この取り組みが生み出すものこそ、この世界の「希望」であるとわたしは信じています。
きっと、わたしも、あなたも、「もっと、自由に、なれる。」
文責:
浅野葛
(合同会社在野社・編集責任者)
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